大学在学中に簿記論、財務諸表論、法人税法に合格し、卒業と同時に準大手の会計事務所に就職したBさん。その後、7年近くの間、通常の税務申告書作成業務に加え、M&A、事業承継、組織再編税制など高度な税務知識を活かしたコンサルティング業務に携わり、20代後半でありながら、非常に優秀なキャリアを積んでいらっしゃいました。しかしながら、毎日終電が続くような非常に多忙な職場環境であったため、将来的な結婚・出産・育児を考えた時にこの職場で続けていけるかどうか不安に感じていらっしゃいました。また税理士科目を2つ残していることも心の片隅で引っかかっており、時間的な余裕を持てる職場で働きたいという志向から転職を考え始めました。
当初は、忙しくない個人事務所が良いという希望で相談に来られましたが、カウンセリングを通して、Bさんは非常に向上心の強い方であることが感じとれたため、個人事務所であまりに業務種類が単調になってしまうと、知的好奇心が満たされず、長く続かない可能性があると懸念されました。
そこでコンサルティング業務のボリュームを減らし、ルーティンの税務顧問業務の比重が高い職務内容の中堅会計事務所をご提案。スポットでの高度な税務コンサルティングはあまり行っていないものの、上場企業などの税務顧問業務が含まれるため、比較的高い業務レベルを保ったまま時間的な余裕を持って勤務が出来るという環境でした。また、ご紹介の事務所は、30名規模ながら女性職員の比率が半数以上を占め、代表者も職員のワークライフバランスに気を使った事務所経営を行っていました。これまで産休や育児休暇の実績がある職場であるなど、育児の後もバリバリ働いていきたいというBさんには非常に適した環境でした。
こうした事務所は業界でも希少であり、この事務所で確実に内定を頂けるよう入念に準備をするようアドバイスを行い、選考に備えました。これまでの紹介実績もある事務所であったため、過去の面接のケースもお伝えすることで、見事内定を勝ち取られました。Bさんとしては知的好奇心を満たしつつ、結婚・出産後も安心して働けるという安心感が得られることは非常に大きく、またこれまでよりも時間的余裕が取れるようになったため、これまで心残りであった税理士試験科目の勉強にも気持ちが向くようになったそうです。現在は税理士資格も目指して、日々いきいきとご勤務されています。
どこを重視し、どこを妥協するかの優先順位はその方の価値観・環境次第ですが、Bさんにおいては仕事のレベル感に重きをおいておられた方であったため、それを最大限保てる形での転職を提案しました。中小企業の個人事務所に比べると、若干残業はあるものの、前職に比べると忙しさははるかに緩和され、総合的には満足出来る内容でご転職を実現されました。