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【転職成功事例 その6】会計業界の転職はしっかりした実務経験があっても資格がないと苦戦する?!

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会計トピックスの新たなシリーズ記事として「会計業界の転職成功事例」をご紹介していきます。
こちらのシリーズでは会計業界で転職を成功させた方々の事例を通して、転職までの経緯や転職先決定のポイント、決定までをサポートしたキャリアアドバイザーからの声もご紹介致します。

会計業界の転職は「資格」と「実務経験」のバランスが重要、実務経験10年以上でも税理士科目が無いと・・・

Iさん(36歳/男性)

転職前:小規模会計事務所(所員15名) ⇒ 転職後:中堅税理士法人(所員40名)
資格:日商簿記2級
年収:転職前450万円(残業代込み) ⇒ 転職後500万円(残業代込み)

■転職までの経緯

Iさんは、大学在学中に簿記2級を取得され、新卒で従業員5名程の会計事務所に就職されました。その会計事務所にて3年ほど勤務された後、より大きめの顧客を担当してみたいとの理由から従業員15名規模の会計事務所に転職をされました。二所目の会計事務所では10年程度勤められておりましたが、大口顧客の倒産などから事務所の経営が不安定となり、継続して働くことが困難になってきたことから転職活動を開始されました。

■転職決定のポイント

Iさんは従業員40名程の税理士法人へ転職されました。Iさんは、会計事務所での勤務経験が10年以上あるものの、税理士試験科目を取得されていなかったため、転職活動開始後からしばらくの間は、応募可能な事務所も少なく、選考にも苦戦されていました。 2か月経った頃、資格よりも実務経験を重視される税理士法人で人材の募集が開始されたためすぐに応募いただきました。その税理士法人では、Iさんが経験していた決算の早期化や会計ソフトの導入支援、資金繰り表の作成など顧問先に深く入り込む経験を評価していただくことができ、無事に内定を頂くことができました。 Iさんの転職先の税理士法人は、大手企業~中小企業、個人のお客様まで幅広いクライアントを有しており、Iさんの経験を存分に活かせる環境であった点も評価のポイントになったようでした。

会計事務所業界で市場価値を高めていくためには「税理士資格の取得」と「実務経験」の両方のバランスが重要であり「実務だけ」または「資格だけ」では、内定を取りづらいのはもちろんのこと、希望を満たせる転職は難しいことが多いです。 Iさんの場合も、実務スキルは高いが税理士科目を全く持っていないという、資格と経験がアンバランスなキャリアとなってしまっておりましたので、転職活動が長期化する可能性も十分に考えられました。今回はタイミングよく実務経験重視でクライアントの幅広い相談に対応できる人材を探している税理士法人をご紹介でき、無事に転職先が決定したのでホッとしています。 顧客重視の税理士法人のため、業務量も多くお仕事は大変かもしれませんが、幹部候補として頑張って頂きたいと思います。

今回の「会計業界の転職成功事例」はいかがでしたか?今後もさまざまな転職の事例を定期的に掲載していく予定ですので、お楽しみに!

(担当/キャリアアドバイザー)

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