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デキる税理士は●●をしている?!

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「税理士のスキルが二極化している」という話を聞くようになり久しいですが、最近ではスキルの差が年収水準へ如実に反映されるようになりました。税理士でも年収が300万円代という方がいらっしゃる一方で、安定して自らの年収をUPさせている方もいます。
一体、その差はどこにあるのでしょうか?
今回の会計トピックスでは、“デキる税理士”の多くが行っている仕事上での「工夫」や「努力」をご紹介してみたいと思います。

デキる税理士は勉強家

まず、デキる税理士が共通して行っているのが日々の勉強です。税理士ですから税法に関する勉強は必須ですが、それ以外の勉強をしているかがポイントのようです。
例えば、最近伸びている産業について勉強したり、流行りの本を一冊でも多く読んでみるなど、税法以外の情報を積極的に取り入れていくことも勉強の一つでしょう。日常で「面白い!」「いいね!」と感じた内容をインプットし続ければ、自ずとその情報を欲している人にアウトプット(情報提供)出来るものです。『良質なアウトプットは、良質なインプットからしか生まれない。』ということなのでしょう。
税法と睨めっこをするだけではなく、社会の動きにも意欲的に向き合うことが、結果として仕事にも活きてくるのだと思います。

デキる税理士は自分の仕事を積極的に公開する

続いて、デキる税理士が行っている仕事術の中で参考になったものご紹介します。
会計事務所内での仕事は、お客様からは見ることが出来ません。それ故、お客様からすれば税理士の業務はブラックボックスと化しているのです。それに対して、デキる税理士は何をしているのでしょうか?
実はデキる税理士は、敢えて自分の仕事を公開しているのです。
例えば、「税制改正について調べていたら顧客にも適応できそうなものがあったので、その場で経営者に連絡をしてみた。興味を持って頂けたら、すぐに対応する約束をし、完了したらその旨をタイムリーに報告をする。」「社長から依頼された仕事があれば、途中経過を必ず入れておく。報告もメールよりは電話を優先するようにしている。」「仮に税務関連ではない依頼でも、連絡を受けてから1~2時間後には現状報告を入れるようにしている。」など、自分の仕事を敢えて見える化(公開)することで、お客様から安心して頂ける土壌を作っている税理士もいました。一見、当たり前のことのように思えますが、当たり前のことを継続するのは大変なことです。結果として、事後報告がメインになってしまいがちですが、“いくらお客様の為に頑張っても、何も公開しなければあなたの仕事はブラックボックスのまま”なのです。


今回の会計トピックスでは、「デキる税理士は●●をしている?!」というテーマで、デキる税理士の共通項に迫ってみました。他にも多くの共通項やご紹介したい取り組みがありましたが、その内容については別の記事でご紹介したいと思います。
いずれにしても、デキる税理士に共通することは“社会の動きに敏感”であり、“自分の仕事を積極的にPRしている”という事なのだと思います。

最後に、とある税理士先生の名言をご紹介します。何かの参考にして頂けたら幸いです。

    大事な人が自分の目の前で美味しい料理を作ってくれたら嬉しいでしょ?
    “気持ち”と“行動”が見えるから、そこに自ずと感謝が生まれるんだと思う。
    あなたが提供しているサービスは、どこまでお客さんに届いているのかな。
    もっと出来ることがあると感じたならば、“今から”でも取り組めるよね。


(文/チーフキャリアアドバイザー)

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