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監査法人・税理士法人の海外出向プログラムに挑戦!~身に付くスキルとキャリアパス~

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2017年7月26日掲載

監査法人・税理士法人の海外出向プログラムに挑戦!~身に付くスキルとキャリアパス~

Big4系列の監査法人や税理士法人では、海外出向(派遣)プログラムという制度があり、年に数名ずつ海外現地の事務所に人材を送り込んでいます。この海外出向案件に選ばれる方は、社内の厳しい選考をパスしてきた猛者たち。彼らは現地でどのような仕事をしているのでしょうか。また、海外出向を経験すると、どのようにキャリアが広がっていくのでしょうか。
今回の会計トピックスでは、海外出向を経験することで身に付く能力やその後のキャリアについてまとめてみました。

海外出向案件に応募するには?

Big4系のファームで働いている方であれば、勤務して約2年という規定期間を満たしていれば、海外出向(派遣)プログラムに応募することが出来ます。また、ファームごとに応募するための必要条件は異なるようですが、最低でもTOEIC700点以上は要求されるようです。上記のハードルを見ると、そこまで応募のためのバーは高く設けられていない印象。Big4系ファームでは若い社員にも平等にチャンスがあるようですので、一般事業会社で勤務するよりも海外への切符は手にしやすいのかも知れません。

海外現地では、どのような仕事をしているのか?

上記のように海外出向案件に応募~社内選考を突破した場合、実際にどのような経験を積むことが出来るのでしょうか。弊社が独自に入手した情報によると、海外出向経験者の多くが以下のような経験を積んでいることが分かりました。

≪海外現地のBig4に出向すると…≫
・基本的にJapanデスクへの配属が中心
・日系企業の海外子会社に対する税務・会計コンプライアンス業務が基本
・日系企業の海外進出支援をトータルにサポートする案件も多数
※出向する国によっては、日系企業ではなく現地企業の監査や税務を担当することも

海外現地のBig4事務所に出向した場合、基本的には日系企業の海外子会社向けに監査や税務上のサービスを実施することが多いようです。公認会計士の方であれば、日系企業の海外子会社に対するIFRS基準での監査、海外基準での内部統制監査、日本の親会社向けレポート・資料のチェックなどがオーソドックスな業務になる印象です。
また、上記のようなルーティン業務以外にも、日系企業が海外進出する際の各種アドバイス業務に従事するケースも少なくありません。その場合は、海外現地の税制や会計基準などを踏まえて、最適な子会社設立のスキームや、現地でビジネスを行う上での留意点などを総合的にアドバイスしていくことになりますので、税法や会計基準に限らずゼネラリスト的な立場で顧客をサポートしていくことになるかと思います。

海外出向で身につく能力は?

上記のような経験を積むと、自ずと海外現地の会計基準や税法、ビジネス環境に精通していくことになります。これは日本のBig4事務所に在籍している限りなかなか身につかないものです。
特に日本のBig4は監査法人、税理士法人、コンサルティング会社が“独立性の観点”から完全分業制になっていますが、海外現地では同じオフィスの中で緩やかに業務領域を分けているケースも珍しくありません。特に新興国やメジャーではない国に出向する場合は、日本の人出向者も僅かで、少ない人数で現場を切り盛りする必要が出てきます。従って、税務も監査もビジネスアドバイザリーも兼任するケースが出てきます。
結果、クライアントとの窓口対応、アドバイス業務は日本人が担い、決算・税務申告、監査実務は現地の外国人スタッフに委ねる(日本人はレビュー中心)というケースも多いようです。
上記を踏まえると、監査、税務、ビジネスアドバイザリー、外国人スタッフのマネジメント、そしてクライアントへの提案~コンサルティング能力が備わりやすいと言えるでしょう。

海外出向後のキャリアについて

今までは海外出向中に経験できること、身に付く能力について記載をしてきましたが、帰国後のキャリアについても触れておきましょう。海外出向の任期満了を迎えた方には、どのような選択肢が出てくるのでしょうか。主だったキャリアパスを挙げてみましたのでご覧ください。

≪日本に帰国後、想定される代表的なキャリア4つ≫
ケース1
・Big4監査法人の国際部や海外会計基準を扱うアドバイザリー部門に配属
⇒グローバル日系企業の監査、または外資の日本子会社の監査対応。
 または、IFRS基準の導入アドバイザリーなどにアサインされる可能性が高い。

ケース2
・Big4税理士法人の国際部、または国際性の高い案件を扱う部門に配属
⇒日系企業の海外進出支援、または外資系企業のインバウンド支援、その他移転価格税制支援、駐在員向けの所得税申告等
 
ケース3
・Big4以外の会計ファームに転職
⇒中堅税理士法人や専門性の高い小規模ファーム等で国際サービス部門の立ち上げ
 または、上記のような国際サービス部門のマネジャーポジションを狙う

ケース4
・グローバル企業に転職
⇒世界展開する企業の経営管理部門で新しいキャリアを築く
(海外子会社管理、海外拠点へ駐在、その他、IFRS導入、移転価格対応など専門性が問われるポジション等)

上記のように海外出向経験を経ることで、より国際性のあるキャリアを築くことが可能になります。「会計や税務といった専門知識はあるが、国際性という切り口では自信がない。」「今後は国際性のあるキャリアを目指したい。」という方は、海外出向という選択肢も検討されてみてはいかがでしょうか。

※株式会社MS-Japanは、Big4監査法人(税理士法人)、その他グローバル企業への転職支援実績も多数。今後のキャリアを真剣に考えている方にこそ、ご参加いただきたい個別転職相談会(無料)も開催中です。
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(文/シニアコンサルタント 高橋良輔)

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