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【コラム】 アベノミクスで会計士・税理士のバブル婚時代!?

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年末からの株高・円安で、昨今停滞気味だった国内大企業の業績発表でも明るいムードが出てきた。もうすぐ新年度。「アベノミクス」効果で景気回復の機運が続けば、人々の消費行動が活気づき、ひいてはライフスタイルにも自ずと変化が出てくるだろう。

その一つが恋愛・結婚事情だ。 もちろん景気が良くなったからと言って、結婚する人の割合が増えるという単純なものではない。データをみると、2010年の男性生涯未婚率は20.1%、女性は10.6%。30年前に比べ、男性は7.7倍、女性は2.4倍だという(内閣府「2012年版子ども・子育て白書」)。日本人が結婚しなくなった傾向は、経済大国として隆盛を極めていた80年代からずっと続いてきたのだ。

しかし、日本が十数年もデフレ経済にあえいだことが未婚率を押し上げた側面はある。厚生労働省がこの程、発表した2012年の「毎月勤労統計調査」では、ボーナスを含めた月平均の現金給与総額が31万4,236円と、調査を始めた1990年以降で最も低くなったという。この間、派遣社員の増加で雇用の流動化、賃金低下が進み、将来設計が難しくなれば、結婚に踏み切るどころか一人で食べていくので精一杯という人も多かった。日本経済が長引く低迷を抜け出せば、「懐と心」の余裕が生まれ恋愛・結婚へのエネルギーも充実してくるはずだ。

ではアベノミクスで景気が回復した時、結婚・恋愛事情に与える影響が気になるところだ。独身男性の会計士、税理士、あるいは志望者の方々はどのような婚活展望を描けばいいのだろうか?

景気のどん底にあった近年、女性たちが求めていた男性像が、「三高」から「三平」に変わったと言われている。結婚相談所業界の「結婚情報センター」の調査では、「三高(高身長、高収入、高学歴)」から「三平(平均的な年収、平凡な外見、平穏な性格)」の傾向が強まったとされる。しかし油断するなかれ。女性が男性に求める収入は682万円と、一般的なサラリーマンの年収(約400万円)を大幅に上回る。つまり、この空前のデフレにあえいだ中でも女性たちが男性に求めていた「基本値」は実は高いのだ。裏を返せば、景気が回復し男性の収入が上がれば婚活市場で女性たちが求める理想像でも「バブル」が再燃する可能性はある。

グーグルで「セレブ婚」と検索をかけてみると、エグゼクティブ向けの結婚紹介サービスが表示される。こういう業者は入会条件となる年収が最低で800~1,000万円を求めている。そして大事なのは経歴・資格だ。医師や弁護士などと並び、会計士や税理士は女性へのアピールポイントになる。アベノミクスによる婚活バブルに生き残る上で、やはり国家資格保有者は強い。

ちなみにこの手のサービスでは、客室乗務員や社長秘書といった美人を連想させる職業の女性紹介をうたい文句にしている業者が多い。ただし、こうした女性はちょっとやそっと奢ってもらうことや、いいものを買ってもらうことには慣れている。伊達に「高嶺の花」であるわけではないのだ。運よくデートをセッティングしてもらったものの、日頃、仕事に忙殺されてばかりで遊びを知らなければ、相手にしてもらえなくなる。医師や弁護士たち、他の会計士や税理士との婚活競争に打ち勝つには、流行の先端にアンテナを張り、ファッションや食事などプレイボーイとしての自分を磨く必要がある。

男たちよ、来たる婚活バブルを生き抜け。

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