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稼げる税理士「7つの法則」

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成功する税理士の秘密

税理士業界で深刻な問題になっているのが「価格破壊」だ。 以前のコラムでもご紹介したが、月額顧問料2900円という格安な税理士法人もあれば、顧問料0円という衝撃的な税理士事務所も登場してきている。

価格比較サイトに税理士の顧問報酬が載るような時代に、価格競争に巻き込まれない法則はあるのだろうか?また、もしそういった法則があるとすれば、あなたは「実践」するだろうか?

今回は税理士のキャリアと年収に詳しい株式会社MS-Japanが1000名以上の税理士データから、成功する税理士が持つ7つの特徴を抽出した。価格競争とは無縁の「稼げる税理士」を目指すために参考にしてみては如何だろうか。

「7つの法則」を徹底解説

■ 稼げる税理士「7つの法則」
   ① 明確な目標設定をしている
   ② 並みの税理士にはない専門性がある
   ③ 数字ではなく経営を見ている
   ④ 顧客と夢を語れる
   ⑤ リスクを共有できる
   ⑥ 常に謙虚な姿勢で対応している
   ⑦ すぐに行動に移せる

まず、①の目標設定だが、稼げる税理士は必ずと言ってよい程、自身のキャリアにゴールを定めて、その明確な目標に向けて毎日努力をしている。「35歳になったら独立し、40歳には年収3000万円を目指す、45歳で事務所の規模は5名程、50歳で顧客数は100社、年商は1億円以上、顧客単価は年間100万円を目指す。」これはあくまで一例だが、成功している税理士はこのように明確な目標を定めているものだ。

次に②の専門性だが、これは最も重要なポイントの一つだ。どれだけ目標がしっかりしていても、提供するサービスが悪ければ顧客は逃げていく。外見が良いレストランでも不味ければ流行らないのと一緒だ。

③~⑤に関しては、「物事を見る視点」「顧客のグリップ」「実際のサービス提供」という各フェーズにも通じる。出来る税理士は帳簿とのコミュニケーションではなく、常に顧客とコミュニケーションを取っている。だからこそ、経営者の夢や目標を一緒になって考えることが出来る。経営者に惚れてもらえれば稼げる税理士へ確実に近づいている。

そして、多くの税理士が躓くのが⑤だ。驚くほど多くの税理士は顧客の要望に対し「NO」と言う。「かれこれ云々のリスクがあるのでやめた方が良い」と平気で言ってしまうのだ。今まで一緒に夢を共有していたはずの税理士が豹変してしまうのも実はこのポイントなのである。税理士という職業柄、税法遵守は当然なのだが、あまりにも教科書通りの回答では経営者が萎えてしまう。

一方で稼げる税理士は、すぐに逃げたりしない。リスクがあればどう乗り越えることが出来るかを考える。リスクがあれば直ぐに否定をするのではなく、まずは乗り越えられる方法はないかを考える、実はそういった姿勢を経営者は評価しているのだ。

最後に⑥と⑦だが、これは一見簡単そうに見えるが、実は難しい。謙虚な姿勢、即行動という2つのポイントは、毎年、毎月、毎日、毎時間、誰にでもというスタンスで貫くことは案外難しい。だからこそ、それを忠実に実行できる税理士は成功しているのだ。

成功する税理士と失敗する税理士

開業税理士でも勤務税理士でも、そして税理士の卵でも基本は一緒だ。成功するには秘訣がある。失敗するのにも共通した特徴がある。①~⑦の法則の全く逆をやり続ければ「稼げない税理士」になるだろう。そして、日本の税理士の多くが①~⑦の半分くらいは出来ていて、残りの半分は出来ていないのだと思われる。そう考えると、成功する税理士と失敗する税理士は案外近い存在なのかもしれない。僅かの積み重ねの差が、やがて大きな差となるのである。

7つの法則に心当たりがある税理士も多いのではないだろうか? ぜひこの機会に、あなたが稼げる税理士になり得るのかどうかをチェックしてみてほしい。

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