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【転職成功事例 その1】税理士試験4科目合格を機に早目の転職でキャリアアップを実現!

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会計トピックスの新たなシリーズ記事として「会計業界の転職成功事例」をご紹介していきます。
こちらのシリーズでは会計業界で転職を成功させた方々の事例を通して、転職までの経緯や転職先決定のポイント、決定までをサポートしたキャリアアドバイザーからの声をご紹介致します。

会計人のキャリアは20代の経験で決まる?! 税理士試験4科目合格の早目のタイミングでキャリアアップできる環境に転職!

Aさん(27歳/男性)

転職前:中小会計事務所(所員10名) ⇒ 転職後:中堅税理士法人(所員30名)
資格:税理士試験科目4科目合格(簿・財・法・消)
年収:転職前350万円(残業代込み) ⇒ 転職後380万円+残業30万円程度

 ■転職までの経緯

Aさんは、大学卒業後の2年間、税理士試験勉強に専念し、税理士試験科目である簿記論と財務諸表論の2科目を取得されました。 その後、地元にある会計事務所に就職され、3年間仕事と並行して税理士試験勉強に取り組まれた結果、法人税法と消費税法の2科目にも合格されました。 当時Aさんが勤務されていた会計事務所は、残業がほとんどなく仕事と試験勉強を両立するのには最適な環境でしたが、業務内容は中小企業を対象とした基本的な記帳代行ばかりでした。 Aさんは、税理士資格は順調に取得するものの、業務の幅が広がらない状況に漠然とした不安を感じており、もっと色々な業務を経験し税務スキルをアップさせたいと考え、4科目合格した直後に転職活動を開始されました。

■転職決定のポイント

Aさんは従業員30名程の税理士法人へ転職されました。 転職先の税理士法人は残業量は多いものの、上場企業の関連会社や株式公開準備企業など売上規模が大きめのクライアントを有しており、これまでよりもスキルアップが実現できる環境でした。 またAさんは、税理士試験残り1科目の勉強の目途がついており、ある程度は仕事に専念しても大丈夫な状態であったこと、年収も満足できるものであったことからご転職を決定されました。

会計事務所業界で市場価値を高めていくためには「税理士資格の取得」と「実務経験」の両方のバランスが重要です。このことを知らずに、資格取得に専念しすぎて転職時期を逃してしまう方が、実は非常に多くいらっしゃいます。 Aさんの場合、税理士資格の取得については順調でしたが、単純作業が多い職場だったため転職市場で評価されやすい税務の実務経験を積むことが難しい環境でした。30歳を迎えるまでにもう少し高度な税務業務経験が積める環境へ移ることは、20代だからこそ実現できた理想的な転職であったのではないでしょうか。もし仮に5科目取得するまで以前の事務所に留まっていた場合、年齢によっては今回のようなキャリアアップ転職は難しかったかもしれません。

また、今回の転職でも年収はアップしましたが、高度な税務の経験を積んで市場価値をアップさせることで、今回の転職をしなかった場合と比べて3年後の年収にはもっと大きな差がつくことでしょう。

残業も多く、高度な税務業務に関わるため仕事は大変かもしれませんが、Aさんにはよりレベルの高い会計人を目指して頑張って欲しいと思います。

今回の「会計業界の転職成功事例」はいかがでしたか? 今後もさまざまな転職の事例を定期的に掲載していく予定ですので、お楽しみに!

(担当/キャリアアドバイザー)

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