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【コラム】 ローラは税理士より会計士に向いている!?

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「理想の上司にしたい有名人」「一緒にデートをしたい芸能人」…企業がPRの手法として旬の著名人を絡めたアンケート調査の結果を、よく報道で目にするだろう。ただ最近は、「食傷気味」な感じではあるが…。

去年ブレイクした芸能人の一人といえば「ローラ」だ。もしも「会計士や税理士に向いている有名人、向いていない有名人」といったアンケートがあれば、彼女についてはどっちになるだろうか。元々はモデルだが、バラエティー番組での陽気なオトボケぶりが人気の所以。「会話の直後に舌を出したり頬を膨らませたり、敬語が苦手なことから誰相手にもいわゆるタメ口で接するキャラクター」(ウィキペディア)のイメージが定着している。だから500人規模で調査を行っても、450人は「向いていない」と答えるだろう。彼女が会計士になって監査をしたら、何でも「オッケー!」と通してしまいそうだ(汗)。

実際に「ローラ」が資格を取るのかは別にして、仮に彼女のような明るい性格の持ち主で、外国人の血を引く容姿が目を引く可憐な25歳の”ローラさん”がいたとしよう。幼少期も父親の母国のバングラデッシュで過ごし、英語も堪能。とりあえず帰国子女の多い上智大学の国際教養学部を卒業し、3年間の勉強の末、資格を取得するという設定にする。

さて、税理士と会計士のどちらが彼女に向いているだろうか。「両方とも辞めておけ!」という方も多いかもしれないが、ここは前向きに考える。税理士と会計士を取り巻く市場環境の違いに着目してみよう。グローバル化に直面する日本人の仕事について、独特な分析を行い、10万部を超えたベストセラー「10年後に食える仕事、食えない仕事」(著・渡邉正裕、東洋経済新報社)。グローバル化の影響を受ける度合や、日本人の強みを生かせるかの視点から様々な仕事を以下の4つにカテゴライズしている。

  1. 「重力の世界」~外国人や企業の海外進出で職を失いかねない仕事
  2. 「無国籍ジャングル」~グローバルな競争に直面する(するかもしれない)仕事(CEO、スポーツ選手、ディーラーなど)
  3. 「ジャパンプレミアム」~日本人の強いサービス業(例・住宅営業、ホテルマン)など
  4. 「グローカル」~日本人メリットを生かしつつ知的な付加価値の高い仕事(記者や医者など)

渡邉氏の定義では、税理士は4に入るという。以前、「マルサの女の「盾」になる!?」で触れたように、税理士は税務当局とのシビアな交渉力を必要とする。日本独特の税制や習慣に通じる必要があり、大人になってから来日した外国人の参入は難しいかもしれない。一方、会計士は2と定義する。渡邉氏は著書などで「国際財務報告基準書(IFRS)など会計基準のグローバル化にともない、共通化してゆく。10年後までを考えると、日本人メリットは減る」と指摘する。異論もありそうだが、税理士より会計士の方がグローバル化の影響を受けやすい側面が制度的にあるのは確かだ。

さて、ここまで考えるとどうだろう。前述の「ローラさん」は、クライアントの税務調査に来たマルサの女を相手にタフネゴシエーションが出来るのだろうか?「ウフフ、オッケー」と愛嬌で税務当局のオジサンを籠絡できるかもしれないが、毎回そうは行くまい。これに対し、会計士になった場合、彼女は英語を使いこなせ、外国文化も肌身で知っている。会計の国際基準化が進んでも日本人会計士よりは”意外”な力を発揮するかもしれない。

(記事提供/株式会社エスタイル)

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