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【コラム】 会計士にGWはない!

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GWの過ごし方

今年のゴールデンウィークが終わった。
会計士、税理士の志望者の皆さんで、デイリーは定職に就かれている方などはこの休み期間中を利用して遅れた分を取り戻した方や、普段はできない課題に着手した方もいただろう。あるいは新年度早々ぶっちぎりのロケットスケートを試みたものの、心身ともに少し疲れ気味だったという方は小休止期間だったのではないだろうか。

会計士は通常業務?

ところで、実際に働いている会計士や税理士はこの時期をどう過ごしているのだろうか?

税理士事務所はこの期間中、休業のところが多いようだが、会計士はそうはいかない。「基本的に休めないものと思っていた方がいい」と、ある若手会計士は言う。日本の企業は3月を期末に設定しているところが多く、4月から監査作業に追われる。

前述の会計士は「連休中に東京駅の新幹線ホームで、スーツ姿の集団がいたら会計士だと思っていい」と苦笑いする。少々冗談も混じっているが、ある程度の真実味はあるようだ。実際、他の会計士もブログで「大きな荷物を持って移動している人を横目に出勤」「この時期はだいたい週休1日になってしまいます。まぁ、1日休めるだけでマシなのか?」といった具合で、通常業務を行う。

東京の場合、勤務先の監査法人が大手町や丸の内、虎ノ門などのオフィス街にあったとしたら、“ゴーストタウン”で孤軍奮闘することになる。当然、大多数の企業がお休みである以上、飲食店も軒並み閉店しているのでランチをどこで食べるかも苦労するだろう。ビルの谷間で営業中のコンビニを辛うじて見つけて、パソコン前でおにぎりをかじりつつ作業を続けるような感じかもしれない。

GW後の長期「夏休み」

ただ、世の中は全体でバランスをどこかで取るもの。

若手会計士は「4~5月の繁忙期を終えれば、まとまって休みが取れますよ」とニンマリ。会計士の場合、夏の期間中はむしろ閑散期となり、様々な有給制度を組み合わせるなどして3週間ほど一気に「夏休み」を取ってしまう場合もあるという。南の島でスキューバダイビングの資格取得に専念なんていうのも、まとまって休みを取れるからこそ。サマーシーズンの趣味が豊富な人は会計士を目指す上で励みにしてもいい。

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