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【会計業界の転職失敗事例3】憧れのBig4税理士法人に転職できたが、業務が縦割りで部分的な業務しか出来なかった! 

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2014年7月9日掲載

【会計業界の転職失敗事例3】憧れのBig4税理士法人に転職できたが、業務が縦割りで部分的な業務しか出来なかった! 

会計業界において、転職はキャリア形成上のターニングポイントです。「スキルアップ」「ワークライフバランスの確保」「年収アップ」等、様々な動機・背景や希望があり、毎年多くの方が転職活動をされています。一方で、残念ながら希望通りの転職にならなかった方も多いのが会計業界。今回の会計トピックスでは、あえて転職失敗事例をご紹介し、転職活動の留意点などもご案内が出来ればと思います。

開業税理士の父に憧れBig4税理士法人に就職も、こんなに業務が縦割りだとは思わなかった…
~Big4と個人事務所、大きく異なる業務の進め方~

【今回の失敗者】
Kさん、25歳/男性、税理士試験5科目合格 (簿記論 財務諸表論 法人税 消費税 固定資産税)、TOEIC730点

Kさんは、一流私立大学を卒業した後、資格取得の専門学校に通いながら、3年間で見事、5科目合格を果たした優秀な方でした。もともと地頭が良かったうえに、TOEICスコアも730点ということで、まさにBig4税理士法人が好むご経歴であり、お人柄も非常に穏やかでコミュニケーション能力が高く、申し分ない人材でした。それもそのはず、実は、Kさんのお父様は地元の愛知県で会計事務所を経営する税理士だったのです。その優秀な遺伝子を受け継がれたKさんは、将来的に地元の愛知県に戻りお父様の事務所を継いで独立開業したいという夢をお持ちでした。
資格が揃った今、早く一人前になろうと最初の職場となる会計事務所を求めて、当社にご相談にいらっしゃいました。

まずは大きな事務所に入っておけば間違いないでしょう!という安易な考えで行った就職活動

人生で大きな失敗をしてこなかったKさんは、これまでご自身が描いてきた通りの充実した人生を歩まれてきました。ブランド志向も強かったことと「大手なら安心」という事からBig4税理士法人への就職を希望され、4つの全ての税理士法人に応募し、全ての法人と面接し、最初に内定が出た某事務所への入社を決められました。

意気揚々とBig4税理士法人で働き始めたKさんでしたが、仕事を初めて3ヵ月位も経つと、何となく違和感を覚えるようになります。「一流の税理士法人に入ったけど、父親から聞いていた税理士の仕事と何か異なっているような気がする・・・。」
Kさんが昔から見ていた父親の姿は、いつも様々な会社の社長様と会いながら、経営の相談に乗りつつ、巧みに決算を組み、税務申告書をサラリと仕上げる、まさに職業会計人の姿でした。ですが、大手税理士法人に入所したKさんがやっている業務は、ひたすらデータ入力を行ったり、決算書の一部をひたすら修正したりといった、部分的な業務ばかりだったのです。Big4税理士法人のクライアントは大手企業が多くチーム制で担当する為、Kさんに任せられる業務は1社の業務の中でも縦割りの部分的な業務だけだったわけです。Big4税理士法人では当たり前の業務の進め方ですが、Kさんの頭の中にはお父様の姿しかなく、早く一人前の税理士になりたいと考えていたため、結果として大きなギャップへと繋がってしまったのです。

イメージだけで就職・転職先を決定してしまうのは危険である。希望するキャリアを実現できるのは大手とは限らない!?

今回、Kさんが陥ってしまった失敗は、「Big4税理士法人は全てにおいて優れているはずだ!」というイメージ先行で、就職先を決定してしまったことが大きな原因となっています。
会計事務所は、「どのようなお客様に対して」、「どのような業務を」、「どのような方法で行っているのか」という点を整理して、分類をしていく必要があります。同じBig4税理士法人でも、4つの事務所の雰囲気も違いますし、任される業務の内容や仕事の進め方、クライアントの特徴などの違いもあります。しかし、Kさんは「Big4ならどこでもいいや」という安易な考えで、本気で比較検討をすることもなく、最初に内定が出た法人に就職先を決定してしまいました。ろくな下調べもせずに、何となくのイメージで就職先を決定してしまったことが、結果的に大きなギャップに繋がって、違和感へと発展してしまったのです。
「大手=安心」という部分はあるかもしれませんが、自分の望むキャリアにとってはベストかどうか分かりません。このような失敗をしない為にも、情報収集はしっかりと行い、周りの人の意見なども参考にして、事前に自分のイメージを具体化しておくことが大切です。

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【会計業界の転職失敗事例4】スキルアップのはずが・・・ 職務に対するイメージギャップの罠
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(文/シニアコンサルタント)

カイケイ・ファン ナビゲーターによるコメント

カイケイ・ファンナビゲーター 中園 隼人(MS-japanコンサルタント)

カイケイ・ファンナビゲーター
(MS-japanコンサルタント)
中園 隼人

混迷の時代が故、数年前と比較しても「安定志向」「安全志向」の方が、非常に 増えてきています。「失敗したくない」という思いが強いが強く、「大手だった ら大丈夫だろう」という安易な思考に陥りがちです。
確かに大手企業や大手事務所は好待遇であることも多く、雇用の安定という側面 からは優れている面も多いのですが、肝心の業務内容が本当に自分の希望とマッ チするかどうかという点を、決して忘れていはいけないと思います。

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