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【トップ会計人が語る】会計事務所の存在意義を発信する存在になりたい

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2014年12月9日掲載

才木正之先生

大阪 御堂筋税理士法人
代表社員 才木 正之 氏

大阪府出身、昭和46年生まれ。大学卒業後、小笠原税理士事務所に入所しそれから20年間、事務所の成長を支えてきた。平成24年に法人化し、御堂筋税理士法人の代表社員となリ、現在は法人内の組織マネジメントなどを行う。

 

才木先生個人と、事務所の成長について教えてください。

才木正之先生学生時代に将来の道を考えた時、サラリーマンは自分に向いてないと思い、会社勤めをするのではなく、なにか資格を取ろうかなと思いました。そこで見つけたのが税理士でして、たいした動機もなく何となく税理士を目指すようになりました。
小笠原事務所(御堂筋税理士法人の前身)に平成6年に入社して、ちょうど丸20年がたちました。新卒当時、就職活動の中でいくつかの会計事務所を見て回りましたが、『来たければ雇ってあげても良いよ』という上から目線の先生が多い中、唯一小笠原だけが『一緒にやろう』という同じ高さの目線で話をしてくれた事に共感して、小笠原事務所に入社させていただきました。
入所当時は創業3年目、たった4名の会計事務所でした。他のメンバーは業務のスペシャリストタイプが多かった為、事務所の経営をするという点では当時から小笠生と一緒に取組をさせていただいていました。従って、現在の代表社員というポジションに上り詰めたという感覚よりは、気がつけば今のポジションに、という感覚ですね。
10年目には事務所の売上も1億を超え、そこまでは順調に成長してきましたが、その後は売上が横ばいの時期が続きました。17年目に、このままではいけないと強く認識し、我々の仕事がそもそもどんなものか考え直すようになりました。シンプルですが、中小企業の経営に一番寄り添うのは税理士だと強く認識し直したのです。税理士の仕事は、中小企業をサポートし永続経営のお手伝いをすることであり、会計業界は非常に夢のある業界だという事を。

私個人としては、最初の10年は通常の税務業務を、直近の10年は経営コンサルをやってきました。数値の分析を強みとして、経営の数字化、見える化を図りました。

第1回会計事務所甲子園にエントリーされ、見事に準優勝されました。

御堂筋税理士法人 昨年開催された第1回会計事務所甲子園にエントリーした目的は2つ、「これまでずっとやってきた経営計画推進事業を客観的に評価してもらえる」「事務所のPRにつながる」という事でした。
具体的に発表内容を決める上で、社内でスタッフと様々な議論をする中でも新しい発見がありました。我々がやるべき事を『経営のコックピットシステム』という言葉で表現するようになり、御堂筋税理士法人の経営会議を同業の税理士先生方に見て頂くという取り組みも始めました。
※御堂筋の経営会議の特徴は①全員参加型、②活動を数値化し分析する、という2点

会計事務所甲子園を通じ、若手の成長も実感しました。発表に向けた準備をしていく中で、思考力やプレゼン能力も向上しました。そして、最終的に準優勝という結果を得る事ができました。結果を出せたことで、我々がやってきた事が評価された、やってきた事が間違ってなかったのだと感じる事が出来ましたし、会計事務所甲子園への参加が社内で様々な議論をするきっかけとなって事務所が成長する事につながったと感じています。

第2回会計事務所甲子園については、先生が企画側に回ると聞いています。

そうなのです(笑)。
2014年12月に予定されている第2回会計事務所甲子園は、私が全国統括リーダーをやらせて頂く事となりました。2000人収容する会場を満員にできるようしっかりPRしていきたいと考えています。また、会計事務所甲子園を通じて、会計業界の本来の存在意義ややりがいを発信し、優秀な若手人材を会計業界に誘引していきたいと考えています。その為に、同じ志を持つ会計人の方々や、人材紹介会社さんとの連携が必要だと考えています。

今、税理士業界を目指す若手人材が減っていると感じています。税理士試験でいうと、かつては5万5千人いた受験者が昨年は4万5千人まで減少しています。その理由はなんなのか?いくつかあると思いますが、私の認識では大きく二つあります。
一つ目は税理士業務のやりがいが外に見えていないという事だと思います。先にもふれましたが、税理士としてのやりがいは、やはり日本全国350万社ある中小企業を支える存在であるという事、ひいては日本経済を支える存在であるという事だと思います。ここに関しては会計事務所甲子園を通じて、税理士としての仕事のやりがいや存在意義をしっかりと発信していきたいところだと思っています。ひたすら記帳代行をする、申告業務のお手伝いをする、といったイメージを払拭していかないといけません。
二つ目は、会計事務所業界の生産性の低さです。会計事務所1人当たり粗利の平均値は900万前後と認識しています。まず、1000万そして早期に1200万はクリアーしないと、会計業界全体の給与水準の向上、福利厚生面改善など、経済的価値として社会に認められなければいけないと感じています。
従って、物心両面(経済的価値・社会的価値)で豊かな会計事務所を実現しなければいけないですね。会計業界全体として取り組んでいかないといけない事はたくさんあります。まず、私たちの組織からチャレンジし、それらが実現していければ、また税理士を志す優秀な若者が増えるのではないかと考えています。

個人として、法人として、それぞれの目標を教えてください。

御堂筋税理士法人私個人の目標は、中小企業サポーターとして組織変革起爆剤のような存在になることです。
中小企業に対しては、組織の活性化をうながし、しっかりとした風土を作って、100年企業経営につなげる存在に。会計業界に対しては、この仕事をしたいと思う人が一人でも増えてほしいので、私自身がそのきっかけになりたいです。才木さんと出会ったから税理士を目指したいと思った、そんな事を言われる存在でありたいですね。
法人としては、会計業界を引っ張っていく事務所になりたいです。中小企業を支えていくうえで、我々自身も1つの法人として成長していかなければいけないし、その成功体験があるからこそクライアントをサポートする事が出来るのだと思います。
また、もっともっと法人を拡大していきたいとも思っています。その為にはやはり人材採用は重点課題ですし、ただ採用するだけでなく、生産性の高さをキープしていく為には、同時に人材の育成もしていかないといけません。
御堂筋税理士法人では毎月の稼働日数21日程度のうち、2日間は勉強会にあてています。経営論はドラッカー、各メンバーの取組事例共有、税務の研究、価値観の共有と業務に生かせる点は議論してブラッシュアップしてもらっています。
最終的には中小企業の経営サポートは、御堂筋税理士法人が日本一といわれるようになりたいと思っています。

カイケイ・ファンをご覧の方にメッセージをお願いします。

中小企業のトップからパート・アルバイトまですべての方が顧客であり、その方達に影響を与えられる一番身近な存在は会計事務所です。その会計事務所のあり方次第で、顧客である中小企業に大きな影響を与える事が出来る。お客様の一員として仕事をしていく。そういう環境で一緒に仕事をしてみませんか?
電話を掛けたとき、『お世話になります』ではなく『お疲れ様です』と言ってもらえる。社内の一員として認めてもらえていると感じる瞬間ですよね。
税理士、そして会計事務所という仕事は、顧客の永続経営の為のお付き合いを続けていく、そんなやりがいのある仕事です。この記事をご覧の皆さんも、是非一緒に会計業界で頑張りましょう!

(2014年12月9日掲載)

御堂筋税理士法人

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