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第二回会計事務所甲子園が開催されました

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第3回会計事務所甲子園の決勝大会が開催されました


2014年12月3日(水)、第二回会計事務所甲子園の決勝大会が開催されました。今回の決勝大会は渋谷公会堂にて開催、初回の動員数を上回る1700名の会計人が来場されました。
今回のキーワードは“貢献”です。各事務所がどのような想いで、どのような取り組みをされ、お客様へ貢献をされているかが感じられるイベントとなりました。
今回の会計トピックスでは、先日開催されたばかりの第二回会計事務所甲子園についてレポートしたいと思います。

第二回会計事務所甲子園の決勝大会でプレゼンテーションを行った5つの会計事務所

会計事務所甲子園の決勝戦に進まれた会計事務所は下記の通りです。

1.河原治税理士事務所(大阪府)
2.税理士法人大石会計事務所(東京都)
3.ASK税理士法人(愛知県)
4.畠&スターシップ税理士法人(石川県)
5.税理士法人久遠(岡山県)
上記の5会計事務所によって第二回会計事務所甲子園のプレゼンテーションは実施されました。

第二回会計事務所甲子園の優勝事務所はパン屋に特化した個人会計事務所

第二回会計事務所甲子園で見事日本一に輝いたのは大阪府代表の河原治税理士事務所でした。こちらの会計事務所、パン屋に特化した事務所ということで、コンセプト自体が大変ユニークなのですが、それ以上に注目を集めたのはクライアントに対する具体的な取り組みの数々でした。
例えば、忙しいパン屋の経営者(パン職人)が簡単に経理状況を把握できるようなシステムを独自に開発。そのツールは「儲かる現金管理ノート」として多くのパン屋に導入をされているようです。その他、「業務プロセス見直しシート」という独自のツールも開発、最終的には経営がうまく行くための「儲かるお店をつくる5ステップ」という分かりやすいツールまで開発しています。
また、毎月の訪問が難しいお客様に対しても必ず試算表には担当者が直筆でコメントを書き、“お客様に誠実な関心を寄せることこそ大事”という方針を徹底されています。一見面倒に感じてしまいそうなことも多いですが、お客様の経営を本気で支えたいという“意識を共にしたチーム”からはそのような雰囲気は一切感じませんでした。むしろ、河原治税理士事務所の取り組みは税務会計や経営支援に留まらず、業界そのものの底上げにも貢献しようと業界団体にも入り込み、成功しているパン屋の要素を共有する機会も作っているようです。ノウハウを自社だけで抱え込むのではなく、自社で取り組んだ成功事例を惜しみなく発信している姿も印象的でした。

今後、会計事務所甲子園が目指すものとは

これまでも当サイトでは会計事務所甲子園の取り組みについてレポートして参りましたが、そのスタンスは一貫して“会計業界の活性化に寄与すること”であり、大会の目的としても以下のビジョンを掲げています。

≪会計事務所甲子園の目的≫
会計人が主役となって輝ける最高のステージや、お互いに学びあえる場を提供することで、会計人たちが、自らの仕事に夢や誇りを持ち、向上心と明確な目標を掲げられるようになる。会計事務所甲子園は、様々な角度から質の向上につながる環境とそのきっかけ作りを行うことで、会計事務所業界発展の礎となる大会を目指しています。

今後も会計事務所甲子園としては、全国で活躍する会計事務所を対象に、その取り組みや成果を表彰し、会計業界の社会における役割や存在意義を周知させる機能を担っていくことでしょう。そんな会計事務所甲子園ですが、今後は更に活動の範囲を広げ、商業高校や専門学校などの就職課と協力して、簿記関連の勉強をしている学生向けに会計業界の魅力を伝えていく活動を始めるそうです。
会計事務所甲子園の実行委員長である飯島氏の話によると「未就業の学生は会計業界の存在自体をあまり知らないケースが多く、これから業界の魅力を伝え続けていけば、きっと興味を持って下さるはずです。会計業界は社会貢献性が高い職業だと信じていますし、どんなに素晴らしい仕事をしているかを一会計人としてもPRしていきます。」と仰っていました。回を重ねるに連れて影響力を増している会計事務所甲子園、今後の取り組みから目が離せません。
ちなみに第三回会計事務所甲子園は2015年12月2日に大阪で開催予定とのこと。どんな大会になるか、今から楽しみです。

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(文/シニアコンサルタント)

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