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【コラム】非公認キャラクター「ふなっしー」にみる、公認会計士の転職の心構え

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2015年2月18日掲載

【コラム】非公認キャラクター「ふなっしー」にみる、公認会計士の転職の心構え

非公認会計士は存在する?

確定申告の季節になると、国税局から「ニセ税理士にご注意ください」という呼びかけを耳にします。自身で確定申告をこなす納税者も多数いますが、有資格者かどうか確認せずに無資格のニセ税理士・「非公認」会計士に業務を依頼してしまう納税者も相変わらずいるのが現状です。よく考えてみると、弁護士、税理士、公認会計士といった士業の中で、会計士だけに「公認」がついていますが、では、「非公認会計士」というものが存在するのでしょうか?

非公認ゆるキャラ、ふなっしーの人気の秘密は?

「非公認」から思い付くものといえば、千葉県船橋市非公認ご当地キャラの「ふなっしー」。「ふなっしー」はご当地ゆるキャラの中では圧倒的な人気を誇り、その地位は不動のものになりつつあります。今や年収7億円との報道もあり、日本のみならず海外へも活動の場を広げているようです。人気の秘密は、1.「ゆるキャラ」としてのプロ意識の高さ、2.トークスキルの高さ、そして3.現実的かつ謙虚な姿勢、といわれています。

まず1のプロ意識の高さは、自分のキャラクターイメージを保つために、取材人に質問される内容などはかなり絞り込んでいることがあげられます。また、2の高いトークスキルについては、メディアでのトークからも分かる様にお笑い芸人顔負けのウィットに富んでいて、場を盛り上げています。こういった空気作りができるのは人気者に不可欠な要素です。そして、3の現実的かつ謙虚な姿勢については、以前のインタビューで「(ブームが)終わった後は保育園とか子どもたちを喜ばせていきたいなっしー」と話しており、自身の爆発的な人気に舞い上がることなく冷静な視点を持っていることがうかがえます。

「非公認」会計士は脅威となるか?

公認会計士といった、専門知識を持った職業の転職への心構えにおいても、「ふなっしー」の人気の秘密を参考にできるのではないでしょうか。監査は、確かに公認会計士の独占業務ですが、監査意見に対しクライアント(多くはCFOや経理部長、コントローラーといった役職者)の方から食いつかれることもあります。そこで大きな議論となり、なかなか監査報告書までたどり着けないケースや、クライアント側から「監査に来ているあの会計士の言っていることはおかしい、ちゃんと勉強しているのか」と監査サービスにクレームをつけられることもあるでしょう。会計士の資格を持たないけれど、経理の仕事に長らく携わっている人は、自身を公認会計士とは名乗らないものの、時にその経験値により有資格者の公認会計士よりも知識が深く、企業の利益を考えベストな意思決定ができる人もいます。転職市場では、応募職種にもよりますが、このような人たちと同じ土俵に乗ることもあるのです。

有資格=転職活動はラク、ではない

「ふなっしー」の話からもうかがえますが、「公認」という言葉にあぐらをかいていてはいけません。採用側からすると、有資格者の採用は監査・会計知識の証明にもなるし、遂行可能業務の範囲も大きいなど、多くのメリットがあります。しかしデメリットとして、自身に覚えが無くても、多くの公認会計士が若い頃から「先生」と呼ばれる環境に置かれていたことなどから、面接での言動や立ち居振る舞いより、プライドが高そう、他の人とうまくやっていけるのか不安だという印象を与える事も多いそうです。また、年収や待遇のミスマッチもあるでしょう。監査から監査への転職は自身の知識や経験を100%生かす形の転職とはなってもそれが必ずしも年収アップにつながるとは限りません。また、特に監査法人から一般企業への転職は未経験の分野も含み得るので、役職がアップしても年収が大幅アップする転職にならないこともあると思います。

このようなことを踏まえ、「ふなっしー」の様にプロ意識を持ち、コミュニケーションを大事にし、自身の転職市場でのポジションを冷静に見据えた上で応募者・採用者側にとってwin-winな関係が実現できるよう、心構えが必要ではないでしょうか。

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(記事提供/株式会社エスタイル)

カイケイ・ファン ナビゲーターによるコメント

カイケイ・ファンナビゲーター 高橋 良輔(MS-japanコンサルタント)

カイケイ・ファンナビゲーター
(MS-japanコンサルタント)
高橋 良輔

今回の記事は、私自身も非常に共感出来る内容だと思いました。
公認というお墨付きはあくまでも資格登録の為のスタートラインであって、その後クライアントからの評判は自ら勝ち取るスタンスではないと、これから激動の時代を乗り切ることは難しいのだと思います。

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