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平成28年度(第66回)税理士試験結果が発表されました

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平成28年度(第66回)税理士試験の結果発表がありました。 今年の税理士試験は、昨年度に引き続き、受験者数、合格者数、合格率ともに、前年を下回る結果となっています。その結果・概要についてご報告いたします。

 税理士試験の受験者及び合格者数推移

平成28年度(第66回)税理士試験の受験者数は35,589名と昨年よりも2,586名減少。 また、合格率も昨年より2.3%低くなり15.8%となりました。 また、官報合格者は直近の5年間で最も少なく756名となり、一部科目合格者数は昨年度よりも1,185名少ない4,882名となりました。

平成28年度(第66回)税理士試験結果が発表されました
≪ポイント≫
・税理士試験の受験者数は直近の5年間で最も少なかった。
・受験者数、合格者数、合格率共に大きく減少した。

 平成28年度(第66回)税理士試験結果が発表されました

平成28年度(第66回)税理士試験結果が発表されました

 2016年税理士試験 年齢別の合格者数と合格率

税理士試験の合格率は41歳以上を除いて、昨年よりも低くなっています。特に25歳以下の受験者に関しては昨年度より5.9%低い合格率となりました。一方、気になる税理士試験の受験者数ですが、各世代共に昨年の水準を下回っています。特に40歳以下の受験者数減少が顕著で、26~30歳では前年比-712名、31~35歳では-768名、36~40歳では-635名と全体の受験者数減少に大きく影響していることが分かりました。

平成28年度(第66回)税理士試験結果が発表されました  

平成28年度(第66回)税理士試験結果が発表されました

≪ポイント≫
・受験者数は昨年に引き続き減少の一途を辿っている。
・特に若年層の税理士試験離れが顕在化してきている。

 科目ごとの合格率について

今年の科目ごとの合格率は、簿記論が昨年18.8%から12.6%と大幅にダウン、財務諸表論に関しても0.3%のダウンとなりました。また、気になる法人税法は昨年より0.5%上昇し11.6%、相続税法は0.9%ダウンし12.5%となりました。その他の科目に関しては下記の通りです。 平成28年度(第66回)税理士試験結果が発表されました

≪ポイント≫
・全体的にマイナス傾向だが、住民税については2.1%のアップ。
・簿記論の合格率が大幅にダウン。

来年の税理士試験、気になるスケジュール

 次回の税理士試験の実施は8/8(火)~8/10(木)の予定です。昨年度同様、8月上旬での実施となりました。平成28年度は、「受験者数」「合格者数」「合格率」等、大幅に減少する結果となりましたが、来年はどのような動きを見せるのでしょうか。今後の動向から目が離せません。

平成28年度(第66回)税理士試験結果が発表されました 

 
※参考:国税庁HP
「平成28年度(第66回)税理士試験結果」
「平成29年度(第67回)税理士試験実施スケジュールについて(予定)」

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(文/リクルーティングアドバイザー)

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