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知られざる名古屋の転職市場≪2015年版≫

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2015年2月26日掲載

東京のトレンドを追うかのように徐々に加熱する名古屋の採用市場。しかし、その実態を正確に把握が出来ている求職者の方は稀だと言われています。未だベールに包まれた謎の市場名古屋、今回はその名古屋の転職市場についての最新レポートをお届けしたいと思います。

名古屋の転職市場は拡大ムード

近年、名古屋の採用市場に大きな動きが出てきています。その一つに「採用基準の緩和」が挙げられます。名古屋と言えばTOYOTAの御膝元、狭い商圏であるにも関わらず優良メーカーや上場関連会社、そして地域トップシェアの企業などが犇めき合っています。その名古屋の市場で採用基準が緩和されているということは、一体何を示しているのでしょうか? その答えは“人材不足”この一言に尽きるようです。現在、名古屋の転職市場において、 監査法人、税理士法人、コンサルティングファーム、上場企業、非上場企業などで会計人の人材ニーズ(即戦力層)が高まっていますが、実際の転職市場では採用ニーズに合った人材を発掘することが困難な状況になっています。そこで、最近は資格や経験、出身のご業界等に拘らず、人柄やポテンシャルを重視した採用スタイルが主流になってきているようです。

現在の名古屋は、会計人の市場価値が相対的に高まる特殊な市場

上記のように名古屋の転職市場においては、資格者の採用が難しくなっており、採用基準の緩和が進んでいます。例えば公認会計士や税理士などの資格者であれば、BIG4系ファームのみならず上場企業の経理職や財務職にも十分な可能性があるようですが、こういったキャリアパスが名古屋地区で受け入れられるようになったのもここ数年の話だそうです。 ※以前は資格保有者でも上場企業に転職することは困難だと言われていました。 また、東海地方にはグローバル企業が少ないという地域的な特徴もあり、上場企業であっても選考の時点で英語力を求めないケースが多いなど、資格はあれども語学力に不安がある方にとっては有難い就職マーケットになっているのです。また、多少年齢の高い候補者であっても、資格と経験があれば名古屋の転職市場では前向きに採用されるケースが増えており、資格の価値を高く評価してもらえる市場として注目が集まり出しているようです。

名古屋の採用担当者が狙う県外人材

実は名古屋の監査法人や税理士法人のみならず、上場企業の採用担当者までもが、近年は“愛知県外”の人材にも注目をしているようです。その代表例がUターン人材です。 愛知県の出身者でも、大学への進学を機に東京や大阪などのエリアで勤務をされている方は多く、会計系人材に限れば「公認会計士試験に合格した後に、東京のBIG4監査法人へ入所した」という方も相当数いるのではないかと思います。(BIG4税理士法人や大手企業の経理職なども同様)そういった社会人経験を積まれた会計人であれば、現在の名古屋の市場では歓迎ムードとなっていますので、県や職種を超えて帰郷しやすい状況になっていると言えるでしょう。

※【Uターン歓迎求人の一例】
・営業経験しかなくても、簿記系資格があれば会計事務所に転職可能
・会計事務所の経験しかなくても上場企業の経理に転職が可能
・資格があれば語学力がなくてもBIG4に転職可能 など

また、名古屋に特別な縁がない方にとっても愛知県は開かれた市場となりつつあります。例えば某上場企業の採用担当者は「他県から来る方は転勤・転居などに抵抗がなく、中長期で勤めて頂けるイメージが沸く」など意外と転勤や転居となると腰の重たい名古屋人の性格を理解した上で、他県出身者にも目を向けていることが分かりました。

名古屋は転職市場の楽園となるか?

今回のレポートを作成するに当たり、名古屋の転職市場に精通している方々にもインタビューを実施しましたが、共通していたのは名古屋の転職市場は今後も伸びるという見解でした。名古屋という独特の商圏が成り立っているからこそ、様々なトレンドも東京のそれから半年~1年程遅れていると言います。まさに今後の名古屋地区は2014年の東京のように“売り手市場”一色になる可能性がある訳です。特に会計人に関する売り手市場感は今後更に進んでいく事が考えられます。以前掲載の記事「会計業界の人口減が加速する?簿記3級の受験数から見えるもの」にもあったように、日本国内の会計人口は減少の一途を辿っていくことが予測されていますし、会計業界全体が高齢化という深刻な問題を抱えていますので、若手の会計人(資格の有無に関係なく)に対する採用ニーズは今後も高まって行くことでしょう。

いずれにしても、名古屋の企業や会計事務所は年齢や資格、経験などを徐々に緩和した採用戦略に出ていくことで、人材ニーズを満たしていくのではないかと考えられます。
名古屋は今後、転職市場の楽園となるのか?今から目が離せません。

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(文/シニアコンサルタント 高橋良輔)

カイケイ・ファン ナビゲーターによるコメント

カイケイ・ファンナビゲーター 圓鍔 忍(MS-japanコンサルタント)

カイケイ・ファンナビゲーター
(MS-japanコンサルタント)
圓鍔 忍

2015年の名古屋の転職市場は、非常に明るい見通しだという事がコラム全体からひしひしと伝わってきますね。東京も引き続き、転職市場が伸びているようです。
ご転職は、「ご縁とタイミング」とはよく言いますが、「タイミング」をうまくつかむことも非常に重要な要素です。
もし転職活動を始めようかどうしようかと迷っている方がいらっしゃいましたら、まずは情報収集だけでも行ってみて損は無いかと思います。

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