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【コラム】公認会計士江黒のキャリア独白(9) 公認会計士が独立してやっていくために(後編)

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【コラム】公認会計士江黒のキャリア独白(9) 公認会計士が独立してやっていくために(後編)

私の場合、独立後最初のお客様はイベント会場で目の前に座っていた元クライアントの方々でした。

まさに奇跡の出会いだったのですが、振り返ってみると独立前に実践していたことが少なからず寄与しているのではないかと思うのです。

奇跡の出会いを作るために

独立をひかえた方が一番不安になる顧客の獲得。その不安を解消するためには、独立前から積極的に準備しておくことが大事です。

独立前から実践すべきこととしては、
・勉強会や交流会の開催
・情報発信(ブログの執筆)
・人と人を結びつける(紹介)
・年賀状や暑中見舞いの発送

などがあります。

ステップ1として、勉強会や交流会を開催してみてください。
難しいことではありません。会議室や懇親会会場を予約して、メールやSNSで参加者を募れば誰でもできてしまいます。

こういった会を開催することで、会場に来てくれた人同士を結びつけることができますし、何か意図をもって自ら参加者を選ぶこともできます。自分が主催者となれば、参加者の皆さんと満遍なく話すこともできます。

ステップ2として、ブログなどによる情報発信も大変有益です。
私はブログ上で、会計ネタやビジネス本の紹介を行っています。1回のブログの執筆に15~20分かかりますが、情報発信をすることで多くの読者から重宝されます。

また、メールマガジンと異なり、ブログは読者が能動的に読みに来てくれるので迷惑になりません。ブログがご縁で出会った方も多く、独立後のクライアントの中には「江黒さんのブログを見て、ぜひ相談したいと思ったのです」と言ってこられる方もいます。

ステップ3は、人と人を結びつけることです。
「自分がこの人に役立てることは何かないだろうか。どなたかを紹介できないだろうか」と考えることをクセづけるようにしましょう。

ビジネスは人と人がむすびつく結びつくことで成立しますから、できるだけ紹介の場を提供することを心がけることが大切です。

ステップ4は、“意外なところで役立った”年賀状と暑中見舞いです。
今の時代からすると古めかしく思う方も多いと思いますが、年に2回自分の近況を報告し挨拶ができるのですから、活かさない手はありません。

私の場合は年に1,000枚ほど送るようにしていますが、必ず一言は直筆で書き入れるようにしています。

全部書きあがる頃には、毎回腕がしびれてしまうのですが、印刷済みのものをただ送るより、たった一言でも書き込むことで、受け取った側の印象はまったく変わるのです。

ここで一つ、逸話を紹介しましょう。
現在、社外監査役を務めている会社の一つに、2006~2008年頃に仕事をさせていただいていた会社があります。一度はご縁が途切れていたのですが、その間も年賀状などは欠かさず送っていました。

すると、「江黒さんは当社と契約が切れた後も、毎年一言を入れた年賀状や暑中見舞いを送ってきてくれて、本当に信頼がおける方だと思いました」とおっしゃっていただいたのです。

何事も継続は力なり

上記に4つのステップを挙げました。これらを総括して、大事なことはいったい何でしょうか。

それは「続けること」です。年賀状は1回送ったくらいで覚えてもらえるものではありません。毎年欠かさず送ることで、はじめて相手の印象に残るのです。そこにたった一言でも、直筆のメッセージを入れておくと、目を通す瞬間、少しだけ自分のことを思い出してもらえるのです。

ブログの場合も同様で、とにかく続けることが大事です。
私は2008年9月から書いているのですが、もう丸7年になりました。7年間、ブログ経由で何人の人と出会ったことかと考えると、継続することの重要さがよく分かります。

ブログについては、いちど挑戦したものの、途中すぐにやめてしまったという方も多いことでしょう。そんな方は、力まず、気楽に書いていくことを意識してください。

会計やビジネスのネタを収集する日常の中で「これってブログに書いたら喜ばれそうだな」という記事をアップしていくだけでよいのです。

特に会計系のネタは豊富にあるので、ネタ集めに苦労することは少ないと言ってよいでしょう。

参考として、私の場合は書籍レビューもよく投稿していました。
ビジネス書を読むのが日課となっているので、その中で「読んで良かった!」という本をブログで紹介していくだけでよいのです。

公認会計士は、仕事柄多くの情報を得ていることと思います。そんなインプット情報から、紹介したら他の人の役に立ちそうだな、という内容をまとめてみてください。

何事も、一度きりでは大きな力にはなりません。些細なこと、簡単なことでも、継続することで、信じられないほど大きな力になるものなのです。

過去のコラム一覧
【コラム】公認会計士江黒のキャリア独白(8) 公認会計士が独立してやっていくために(中編)
【コラム】公認会計士江黒のキャリア独白(1) なぜ公認会計士を目指したのか?
【コラム】公認会計士江黒のキャリア独白(2) 公認会計士試験合格後のキャリア選択は?
【コラム】公認会計士江黒のキャリア独白(3) 大手監査法人からの転職キャリアは?
【コラム】公認会計士江黒のキャリア独白(4) なぜ転職先に中小事務所を選んだのか
【コラム】公認会計士江黒のキャリア独白(5) 独立開業はいつ、どうやって?
【コラム】公認会計士江黒のキャリア独白(6) 公認会計士の営業力とは?
【コラム】公認会計士江黒のキャリア独白(7) 公認会計士が独立してやっていくために(前編)

 

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(文/江黒公認会計士事務所 公認会計士 江黒 崇史、記事提供/株式会社エスタイル)

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